2017/02/14

一日マップ一枚

10年くらい前に作ったRPGで、たしか、やっとついた街の横の方に見える意味ありげな階段を下って、道を延々と進んでいくと、特にアイテムも敵もなにもなくて、行き止まりにつく。一枚の看板だけがポツンと立っている。調べると、「ここは行き止まりだよ。行き止まりはどんな場所にでもあるんだよ。ゲームの中にだって。どうしようもないんだよ」みたいなメッセージが表示される。もっとくどくど言ってたかな。あれは今でも好きだな。もう悪いところの塊の、本当に手の施しようもない悲しいゲームだったけど、あの演出はよかったとおもう。おもう。プレイヤー側がどう思ったのかは知らない。永遠にわからない。ふと思い出したから書いた。

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