2017/03/15

ぜるだ かんそう

よかった

以降は、ちょっとだけ「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」のネタバレがあるよ。

・海外サイトのはつばいまえのレビューの原文記事をよんでいて、よさそうだな、と思ったので、発売日にかった。「このゲームはあなたの知性に敬意を払っている」だったかなあ。その一文で、ピンときた。

・↑の「よかった」は、「おもしろくてよかった」という意味合いのついでに、「自分がゲームを面白いと感じられてよかった」という意味でもある。

・ゼルダは「むじゅら」いらい。

・このげーむのよさは、言語化が意外にむずかしいように思える。ゲーム設計とバランスがとても絶妙だー、と言っても、それって実際あまりちゃんとした論評じゃない。具体例を示せていないから。ともあれ、あーりんは、巧妙な設計と徹底的な調整を感じた。感じた。感じただけで、実際どうなのかはしらない。

・調整の妙が端的にあらわれているのが、武器のあつかいだろうと思う。このゲーム世界において、なぜあらゆる武器が消耗して最終的にぶっ壊れるのか(ある武器のみ一時停止)、また、なぜ普通に街の店で買えないのか。店売りもしていて、一切消耗しない服(防御力)と比べてみると、通底するゲーム設計・ゲームプレイへの思念を感じるようで、おもしろい。
・そう、このゲームは、とてもいい具合に武器をぶっ壊してくる。壊れやすさはあるのだけれど、平均してたぶん30攻撃くらいで壊れる。かなり壊れやすい。武器が全部壊れて矢もなくなる=ほぼ戦闘不能、なので、武器の消耗具合について、多くの場面ではらはらすることになる。この攻撃能力と消耗度はクリアまで十二分にならず絶望的にならずの、ちょうどいい具合を前後していた。その具合が、あーりんのようなアクションゲームレベルで、かつ稼ぎは面倒だからしないひとには、大変よろしかった。

・ゲームにおけるラストバトルはたいせつだ、とあーりんはおもっている。このゲームでは、そのラストバトルにおいて、タイトルの「ぶれすおぶざわいるど」を感じさせるところが、ある(あるいは勝手に感じてる)。ここであーりんはなぜか、じーんとしてしまった。それは台詞だとか、物語ではなかったのだ。言葉でなく、感覚的な何かを伝えることができる媒体として、ゲームはつかえる。それと同時に、いんたらくてぃぶでもあったりする。自分で選んだ馬で、自分でスティックをかたむけて選んだルートを走りながら、「ぶれすおぶざわいるど」がりんくに降り注いだ時に、なんだか、あーりんはグッときた。良い演出だなあと思って、このゲームをやってよかったなあとも、思った。

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