2017/04/19

名名作作

古典の名作、世紀の傑作と語られる作品には、「どれだけ時間が経っても、作風に時代を感じたとしても、やはり多くの人々の感性に訴える、スゴイ代物」と、「その時代特有のムードや、限られたファンへのアプローチ等の諸事情によって、名作として担がれてしまったもの」の二種類に、明確に分けられると思うので、もし名作と言われている作品を読んだりして「あれ?おかしくない?」と思っても、後者ということにして、あまり気にしないのが賢明だ。
たった今の自分に向けて。
面白くないものがどうして面白くないのかを懇々と問うよりかは、「なぜ当時その作品が後者の枠組みに収まり、今もそう語られるのか」を思考してみることの方が、まあどっちかと言えば価値があるのかな、と思う。

その手で触れて、素直にそう感じた、自分の感性を、何よりも大切にしよう。

(…なにを読んだかって、それは秘密。だって名作だから)

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